お客様の声・インタビュー

どうして今回Ｔシャツを作られたのですか？

島田幸一外部指導員
Ｔシャツ姿（前）

試合の応援に行くと、私立の学校の応援団とかはおそろいのＴシャツでかっこいいんですよ。
いつも「うらやましいな～」と思っていました。
ウチの応援団は、ばらばらな格好です。
なので、もう少しカッコよく応援できたらと思いました。

それと応援する父兄さんも含めて、チームの結束を高め、みんなで一つになれたらとも思ったのです。

Ｔシャツはチームの結束に役立ちますか？？

島田幸一外部指導員
Ｔシャツ姿（後）

ウチのチームは、スタープレイヤーがいません。
全員で心を一つにしてミスをしなければ、相手のミスで勝てます。
でも、自分でミスをしてしまうとコロっと負けてしまう応援のしがいのあるチームです。
そこで「心ひとつ」と、一球一球に一生懸命にという意味で「一球懸命」という文字を入れた横断幕を作りました。
この「心ひとつ」がうまく行って、府中市で準優勝までいった事もあります。

この経験から、応援の方も「心ひとつ」になれたらと思いＴシャツを作りました。
Ｔシャツにした理由は、野球の試合は、春から秋にかけて行われます。
季節柄、ジャンバーとかウインドブレーカーよりは、おそろいのＴシャツが欲しかったのです。
おそろいのＴシャツで、みんなで一緒になって応援してあげたいのです。

Ｔシャツのデザインについて教えて下さい。

まず、色を最初に決めました。
紫にしたのは、校章が「紫草」だったのと、紫だと強そうに感じたからです。
これに炎の絵を入れる事も考えましたが、それだとサッカーっぽくなるのでやめました。
胸に校章を入れ、背中は「一球一心」としました。

Ｔシャツや横断幕は誰が作られたのですか？

新しいＴシャツの
お披露目に集まる
部員達

練習の手伝いに来て下さる数名の父兄さんを中心に、密かに企画し製作しました。
選手や他の父兄さん達が驚く顔を見るのが楽しみなのです。
横断幕の時は、試合の前日の練習で「明日の試合にはこれを持っていきなよ。」と届いたばかりの新しい横断幕を部員達に渡しました。
これには部員達も喜んでくれました。
新しい横断幕に、さらにやる気が出たようです。

他の父兄さんの反応はどうでしたか？

翌日の試合に、新しい横断幕をお披露目しました。
応援にきてくれた他の父兄さんも、「おー！」「どうしたの？コレ」と大変喜んでくれました。
この喜ぶ顔を見たくて密かに企画していたので、たいへんうれしかったです。
もちろん制作費も数名の父兄さんからの寄付でまかなっています。
これは横断幕を作った時からずっとそうしています。
Ｔシャツは上がってきたばかりなので、父兄の皆様の反応が楽しみです。

Ｔシャツが出来てきた感想を教えて下さい。

思った以上によいものが出来たと思います。
昨年卒業した私の子供が野球部に入ったのが、私が野球部のお手伝いを始めるきっかけでした。
現在、部員は２２名で紅白戦もできるメンバーがそろっていますが、最初は３名からのスタートでした。

府中第四中学校野球部は、公立中学の野球部です。
地域のクラブチームに入ったりする子供もいて、なかなかメンバーが集まらなくて苦労しました。
やっと集まった野球部なので、出来るだけ長くつないでいって欲しいと願っています。
このおそろいのＴシャツも、個人で持つのでなく、横断幕や応援手旗と同じようにチームのものにして、代々みんなで長く伝えてもらいたいと思います。

それでは横断幕を作られたきっかけを教えて下さい。

最初は３人でスタートした野球部ですが、公式戦に出れるようになった時は本当にうれしかったのです。
応援も盛り上げたいと考えて横断幕を作ることにしました。

当初、横断幕は自作していました。
最初の横断幕は、パソコンでプリントした紙をつなぎ合わせて、新聞紙２枚くらいの大きさにしたものでした。
紙だったのですぐにダメになりました。
あんな紙の横断幕でも、子供達がやる気になってくれたのはうれしかったです。

次の横断幕は、布を買ってきてやはり自分達で縫って作りました。
この手作りの横断幕もすぐにボロボロになってきました。
今度はちゃんとしたものを作ってあげたいと考え、ネットでバンテックさんを見つけて問い合わせてみました。

バンテックを選んだ理由は何ですか？

バンテックさんを選んだ理由は、デザインです。
基本のデザインイメージはだいたい決まっていました。
それをバンテックさんに伝えると、イメージ通りのものが数パターン出てきました。
さすがプロのデザイナーがやると違いますね。
私たちは選ぶだけだったので楽でした。
デザイナーさんが良かったので、次の応援手旗もオリジナルＴシャツもバンテックさんに依頼しました。

それと予算も重要ですよね。
お手伝いしていただいている父兄の方々のポケットマネーで作っています。
最初の金額通りでないと、私やお父さん達のお小遣いが減ってしまいます。
それでは困りますからね。

Ｔシャツは最初から依頼されたのですか？

Ｔシャツも自作という方法がありますが、パソコンで使うアイロンプリントだと洗濯負けしてしまいます。
生地もしっかりしたものが欲しかったし、チームの応援の為に、みんなで長く使いたいのでバンテックさんにお願いしました。

川久保監督を中心に、本当によくまとまった笑顔の絶えないチームです。

チームの今後についてお聞かせ下さい。

見ていただくとわかりますが、ウチの選手達は体が小さいのです。
まずご飯を食べない。
おかずは食べるんですねどね。
あと、おかずを一つずつ食べるのです。
ご飯とおかずをいっしょには食べられない。
それでは、いつまでたっても体がつくれない。
そこで、川久保正道監督（教師）は、野球を教えるだけでなく食べる事を教えることからスタートしてくれました。
本当によくして下さっていると感謝しています。

その頃からの想いが横断幕にしみこんでいます。
そして、Ｔシャツにはこれから繋いでもらいたい想いをたくしました。

この春には私の下の子が入学してきます。
少なくともその子がいる間、そして川久保監督がいらっしゃる間は、チームのお手伝いを続けて行きたいと思います。
本当に良いチームだと思います。

中段左端：川久保正道監督（教師）、右端：島田幸一外部指導員